1997-05-22 第140回国会 衆議院 農林水産委員会 第14号
その制度の運営を通じまして、この四十年余、我が国蚕糸業の経営の安定に大きく寄与してきたというふうに総括できるのではないかというふうに考えております。 ただその後、制定当時の事情とは異なりまして、この十年来特に顕著になっておりますけれども、国産生糸の主な需要先でありますいわゆる着物の需要が非常に減退をした。
その制度の運営を通じまして、この四十年余、我が国蚕糸業の経営の安定に大きく寄与してきたというふうに総括できるのではないかというふうに考えております。 ただその後、制定当時の事情とは異なりまして、この十年来特に顕著になっておりますけれども、国産生糸の主な需要先でありますいわゆる着物の需要が非常に減退をした。
繭糸価格安定法の一部を改正する法律案 及び製糸業法及び蚕糸業法を廃止する法 律案に対する附帯決議(案) 我が国蚕糸業は、伝統的産業として中山間地 域等において重要な地位を占め、繭糸衛格安定 法、製糸業法及び蚕糸業法は、それぞれ養蚕業 及び製糸業の経営並びに繭及び生糸の生産の安定に大きな役割を果たしてきた。
これが我が国蚕糸業の将来的な方向ではないかと考えておる次第でございます。
「近年一部の生糸が無検査で流通し、これが生糸及び絹製品の品質の低下につながっていることは、生糸検査制度本来の目的に反し、更には、我が国蚕糸業の発展に悪影響を及ぼすものである。 したがって、」云々という通達が出ておるわけですが、その通達が無視されている。
こうした不安を取り除くためにも、農水大臣は今後の蚕糸業行政の基本的な考え方をいま一度明確にし、そして法の運用に当たっては、我が国蚕糸業を発展させるということを第一にした適切な対応をしなければならないけれども、大臣、蚕糸業発展の政策、決意を重ねてひとつ示していただけませんか。
このような答申を今後の蚕糸行政の基調、指針にすることによって、我が国蚕糸業の危機を克服し将来の安定に資することができる、このように思っていますか。
先生御存じのとおりでございますが、我が国蚕糸業をめぐる情勢は、大変絹需要の減退を背景とする生糸需給の不均衡あるいは蚕糸砂糖類価格安定事業団における大量の生糸在庫の累積、または事業団財政の極度な悪化等により非常に厳しいものとなっております。また、このことは、制度崩壊説とか、あるいは非常にさまざまな憶測を生み、いわゆる制度不安の基本的要因ともなっております。
しかるに、最近の我が国蚕糸業をめぐる情勢を見ますと、生活様式の変化等から絹需要が大幅に減退し、生糸の需給に著しい不均衡が生じております。その結果、事業団においては、その買い入れに係る生糸在庫が大量に累積するとともに、保管経費の増大等により財政が極度に悪化する等極めて厳しい状況に直面しております。
今日、我が国蚕糸業をめぐる情勢は内外ともに非常に厳しいものがあり、その結果、蚕糸砂糖類価格安定事業団の生糸在庫量は十七万五千俵に達するという極めて憂慮すべき事態を招いております。 このような事態に対して、養蚕農家はもちろん、製糸工場など関係者挙げての需給均衡化策がとられ、懸命の努力を続けているにもかかわらず、蚕糸業の前途はずばり言って悲観的だと断定せざるを得ません。
しかるに、最近の我が国蚕糸業をめぐる情勢を見ますと、生活様式の変化等から絹需要が大幅に減退し、生糸の需給に著しい不均衡が生じております。その結果、事業団においては、その買い入れに係る生糸在庫が大量に累積するとともに、保管経費の増大等により財政が極度に悪化する等極めて厳しい状況に直面しております。
蚕糸業の安定的発展に関する件(案) 最近の我が国蚕糸業を取り巻く情勢は、世界的な絹の供給過剰の中で、国内における絹需要の大幅減退、海外からの強い輸入攻勢を背景として、糸価が長期にわたって低迷し、蚕糸砂糖類価格安定事業団の在庫が十七万五千俵に達する等極めて厳しい事態に直面している。
今、学識経験者から成る研究会を開催して検討を行っておるところでありますが、私といたしましては、我が国蚕糸業の基本的な制度である繭糸価格安定制度については、伝統ある我が国蚕糸絹業の健全な発展を基本に置きつつ、研究会の検討結果を見て適切に対処したいというぐあいに考えております。
私といたしましては、我が国蚕糸業の基本的な制度である繭糸価格安定制度につきましては、その検討結果を見まして対処させていただきたい、そういうぐあいに考えております。
蚕糸業の振興に関する件(案) 最近の我が国蚕糸業を取り巻く情勢は、絹需要の大幅減退、海外からの生糸、絹製品の輸入等を背景として、蚕糸砂糖類価格安定事業団の在庫が膨大化する等極めて厳しい事態に直面している。
○国務大臣(保利茂君) 中田さんもお話のように、この当初伝えられました原糸課税は我が国蚕糸業にとつて重大な結果になる。で、今日蚕糸業の振興を非常に要請されているときに、蚕糸業振興を阻むような税はまつぴら御免である。これは私は当然だと思います。そういうことで、養蚕団体が主となつてこの反対の陳情をするために運動する、その資金をみんなで集めてやつた。そのこと自体私は非議すべきことではちつともないと思う。
而して生糸の米国市場の確保と輸出振興は、我が国蚕糸業振興のためにも忽せにすることのできない問題と考えますので、その方途に関し特段の措置を講じたい所存で、目下検討を重ねている次第でございます。
かくのごときは、すでに蚕糸業振興五カ年計画を決定して、国の保護助成のもとに育成せられている我が国蚕糸業又び養蚕農家に及ぼす影響が重大である。 ここにかんがみ、内外の諸情勢に照らし、税制調査会のいう「国内産繊維の自給度」を高め、輸出を振興するため、かかる「変形的」な生糸消費税は不適当であると認められる。 麻及び羊毛等の国産のものについても右と同様の考慮が払わるべきである。
当委員会におきましては、先ず政府当局から提出の理由及び法律案の内容等について説明を聞き、直ちに政府当局との間に質疑に入つたのでありますが、質疑は、政府が現在もくろんでいる程度の規模によつて果して生糸価格の安定ができるか、その能否、生糸需給の現状及びこれが将来の見通し、生糸の輸出に対する期待及びその問題点並びにこれが対策、我が国蚕糸業のあり方及びその対策、養蚕業の維持発展及び養蚕農家の保護対策、生糸の